エゴとロマンが建てる二世帯住宅

急に二世帯住宅を建てることになった夫婦(+娘×3)の記録

工務店(工法?)選びの事

大手ハウスメーカーの価格に打ちのめされた我々は工務店建築士を探し始めた。

新築を検討するにあたって義父から提示された条件は耐震性能を重視したいこと、コストをなるべく抑えたいことだった。

 

建築士

とりあえず何名か建築士に話を聞いてみた。たいていの建築士は設計・建設監督料として建築費の13%~15%くらいの費用かかるのが一般的のようだ。話した印象としては基本的に施主の要望は何でもかなえてくれるし、おしゃれな家にまとめてくれそうだった。人によって得手不得手があるので過去の施工例から好みの建築士に声をかけるというのが一般的な流れだと思う。建築士によると思うが、話を聞いた人は家の性能(断熱・気密・耐震性)より大開口窓を使った方が良いでしょう。みたいなノリの人だった。一説には建築士は「新建築」

shinkenchiku.online

「住宅建築」

jyuken.site

「モダンリビング」

www.hearst.co.jp

とかそういった雑誌に載ることが誉であり、目標にしているという事なので、断熱気密なんてツマラナイことをしている場合ではという事なのかもしれない。デザイン性は魅力だが費用の点と性能の点で疑問だった。(もちろん中には性能にも強い建築士の方もいます)

 

工務店(RC造)

耐震性を重視するならばReinforced Concrete=RC造はどうだろう、大開口もできてモダンな雰囲気も出しやすいと思いいくつかRC造に強い工務店に声をかけてみた。が、RC造なんていうのももはや首都圏では坪120万円はくだらないらしい、ついでに耐震性という点でも重量が重くなる分不利なこともあるらしいという事がわかった。なんていうか費用の点で話にならないしそもそもRC造はRCのデザインというか雰囲気が好きかどうかにかかっているようなので却下となった。

 

工務店(在来軸組、SE工法)

耐震性で検索をかけているとどうもSE工法というものがあることに気が付いた。

www.ncn-se.co.jp

まあ、在来工法の進化系みたいなものなのだが、私の理解では経年変化の少ない集成材を工場でカットし、専用の大きなボルトを使って耐震性を高めるとともに自由に使える空間を広くとるという事のようだ。たぶん住友林業のビッグフレーム工法と近いんじゃないかと思う。このSE工法で良いと思ったのが、すべての家に構造計算を行って耐震等級3が取得できるという事だった。今から考えてみると在来軸組でも構造計算を行って耐震等級3を取得すれば同じことなのだが、その時は大空間が作れる、耐震性が高いということでSE工法を軸に工務店を探し始めた。

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SE工法で作られた理想のLDK。写真はテラジマアーキテクツさんのHPから。